一巻の感想→『三角の距離は限りないゼロ』
目次
あらすじ
一人の中にいる二人の少女、「秋玻」と「春珂」。二重人格の彼女たちと触れ合ううち、僕は秋玻と恋人に、春珂と親友になった。
そんな幸福にどこか浮かれていたある日、僕らは友人の須藤伊津佳から相談を受ける。告白をされたいう相談――その相手は、同じく友人の広尾修司。それを知った僕らは、二人の仲を取り持つために奔走し始め……けれど、そのとき僕は、まだ気づいていなかった。その出来事が僕らの不確かな関係を、秋玻と春珂を大きく、変えることに。
――僕と彼女と彼女が紡ぐ、不思議な三角関係恋物語は、続く。
作品
タイトル | 三角の距離は限りないゼロ2 |
発売日 | 2018年11月10日 |
おすすめ度 | ★★★★★ |
レーベル | 電撃文庫 |
ページ数 | 296 |
感想
第六章 スクールガールハードバップ
おめでとうございます。恋人同士になりました!あの時の相手はどっちかはわかりませんが、今回はちゃんとわかっている状態。
結構月日が経ちつつ、友達も2人が付き合っう姿を見て告白。
ずっと友達だった関係が変わるのは怖いことだけど、それ以上にいくためにはその関係を壊しでもしないと変わらない。
相談を受けた矢野たちも後押しをするけど、すんなりいくのか?
第七章 夕映少女
新キャラ登場!すでにカップルとは。
秋玻たちの事情は伝達済み。
そんな2人を加えた6人で遊びに。
絶対マ○オカートだ。甲羅の変わりにボールだ。罰ゲーム付きでギクシャクしていた須藤と修司の恥ずかしい話に。
修司が大人っぽくてでしたが可愛いらしい一面がありました。子供のころはそのぐらい自由に生きた方がいい。でも叱られてか、いや元々こんなキャラだったけど、影ではやりたいことをやってたのかと思う。
そんな修司と須藤のぎこちない関係が少し和らいだところで、須藤が何故自分を好きになってくれたのか?という疑問。
イケメンで人当たりが良くの万能人間だったら疑問にも不安にも思いますよね。
第八章 せいこうとうてい
修司の気持ちを聴いて出した答えは…。
いやいやいや、そんなことよりラブホですよラブホ。そんなこととか言ったらファンたちに怒られそうだけど、遅い次巻とモゴモゴしていたので察してはいましたがラブホですよ。
入れ替わっている時に記憶がなく、なんとなくくらいしか分からないからこそここで一歩を踏み出す。そんな、そんなエチエチな展開に水を差しやがって。いやホントこんなこと言ったファンに怒られるんだけど。
第九章 ヴィギナ・デンタタ
男のツンデレほど残念なものはない、そう思っていました。ですが細野、悪くない。
関係がなくなって拒絶されてからどうしようもなくなった状態から恋は良いものだと言ったところでそれを否定されて。
積極的な秋玻。でも恋がどういうものかを自分なりに理解していて、それを見せるためか、ただしたいだけかという感じでした。文で見せられてもえっちかったです。
そんな行き詰まっているところに助け舟を出したのは先生。この人はどうやって情報を得ているのか不思議だ。
一冊の小説で細野の気持ちを確かめるために2人の元に。ちゃんとした答えが出て良かった。子供は自由でなくちゃ。
第十章 ショウ・マスト・ゴー・オン
須藤の理由。誰かから作られた自分が好き、か。
矢野とは反対なんですね。だからこそ修司を好きになれない自分が嫌で今に至ると。
人それぞれ考え方が自由で、押し付けてしまうことが多々ある世の中で、そんな自分を好きな人や嫌いな人がいて、それぞれの葛藤があるんですね。
第十一章 傷つくこともできない
先生は何者なのだ!須藤の好きな相手は誰なのだ?というかいたのかいるのか!でした。
今よりずっと先からもしれないしすぐかもしれない。そんな未来は無限に広がっているからこそ、目の前の出来事に囚われずぎず、いつかのために頑張れる。
まとめ
2人が付き合い出してから、それにつられて告白をした修司。須藤との関係がギクシャクする中で新たなカップルが導いてくれました。
秋玻とのイチャイチャが見てて楽しくて、須藤の本当の気持ちに矢野は関心でした。人によって感じ方が違って考え方も違う。
自分が否定した答えが他人には正解な時もある。そんなお話だったかな。
最後にはるかが爆弾を投げ込んできましたが、三角の関係なのか、もしかした四角の関係なのか。
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