ある春の日、俺は運命に出会った
あらすじ
俺が、お前を、胸がキュンキュンするようなメインヒロインにしてやる!」
桜舞い散る通学路で運命の出会いをした……ハズの俺。だが、相手はキャラが全く立っていないクラスメートだった!? 「ならば、俺がお前をメインヒロインにしてやる!」丸戸史明のヒロイン育成ラブコメ、開幕!
これは俺、安芸倫也が、ひとりの目立たない少女をヒロインにふさわしいキャラとしてプロデュースしつつ、彼女をモデルにしたギャルゲームを製作するまでを描く感動の物がた…「は?なんの取り柄もないくせにいきなりゲーム作ろうとか世間なめてんの?」「俺にはこのたぎる情熱がある!…あ、握り潰すな!せっかく一晩かけて書き上げた企画書なのに」「表紙しかない企画書書くのにどうして一晩かかるのよ」「11時間寝れば必然的に残った時間はわずかに決まってんだろ」「もうどこから突っ込めばいいのよ…このっ、このぉっ!」…ってことで、メインヒロイン育成コメディはじまります。
冴えない彼女の育てかた (ファンタジア文庫)
Amazonから引用
作品
タイトル | 冴えない彼女の育てかた |
発売日 | 2012年7月19日 |
おすすめ度 | ★★★★★ |
レーベル | ファンタジア文庫 |
ページ数 | 280 |
感想
アニメから入って原作を読んでない作品があるますが、その中の一つです。
ほとんどの人が知っていると思いますので簡単説明です。
この作品はモブキャラがメインヒロインになるまでのお話。なので表紙の女の子はメインヒロインではないという事実を受け止めて下さい。
冒頭から熱い議論(一方的)を交わしていた相手がメインかと思ったらぽっと出のキャラが友達みたいな関係になって…。
自称お嬢様、いや自称ではないけどその英梨々が実はイラストレーターだったり、学校一位を逃したことがない先輩が実はラノベ作家だったり、何故かその2人と知り合いの主人公とお約束の展開を広げていきます。
そんななか坂の上で出会った彼女はモブキャラで。
特徴が全くないキャラをメインヒロインにするという新しいコンセプトで進んでいくこの作品。
周りに個性がありすぎて加藤の影が薄くなりすぎないか心配でしたが、ラストで一気に見せてくれました。
どれだけ特徴がなくても、本人のやる気次第で誰でもメインヒロインになれる。
おすすめファンタジア文庫