ライトノベル

『君を失いたくない僕と、僕の幸せを願う君』【感想】

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私が、そうちゃんを幸せにする! だから――私を助けにきて。

ディフィンドフューチャー

 

あらすじ

「私は、そうちゃんに、幸せになってほしいの。だから、私じゃ駄目」

高校一年の夏。ようやく自覚した恋心を告げた日、最愛の幼馴染はそう答えた。自分は3年後には植物状態になる運命だ。だから俺には自分以外の誰かと幸せになってほしいのだと。

運命を変えるため、タイムリープというチャンスを手に入れた俺。けれど、それは失敗の度に彼女にすべての痛みの記憶が蘇るという、あまりに残酷な試練で。

何度も苦い結末を繰り返す中、それでも諦められない切ない恋の行方は――。

ごめんな、一陽。お前が隣にいてくれるなら、俺は何度だってお前を助けるよ。

 

作品

タイトル 君を失いたくない僕と、僕の幸せを願う君
発売日 2020年1月10日
出版社 KADOKAWA
レーベル 電撃文庫
ページ数 323
著者 神田夏生
イラスト Aちき

 

dヒッツ

登場人物

春丘 蒼(はるおか そう)

一陽の幼馴染み。

 

天ヶ瀬 一陽(あまがせ かずひ)

蒼の幼馴染み。

耳の下で緩く髪を二つに結んでいる。

 

草間 葉介(くさま ようすけ)

馬鹿。オカルトグッズを集めてる。

 

涼夜 蛍(すずや ほたる)

お金持ちのお嬢さま。

黒絹のような長い髪。

 

感想

人を選ぶ作品だと思いました。

1月という限られた時間の中で、最愛の人の最良の幸せを願う彼女と、何度も繰り返して最愛の人と一緒にハッピーエンドを願う彼氏。

 

未来の自分が相手を幸せにできないと分かっているからこそ、自分の気持ちを押し殺して行動するけど、運命には逆らえなくて、選択を相手に託した彼女。

 

絶望を繰り返して繰り返して、いつかあるハッピーエンドを目指した彼氏は最後まで諦めなくて、彼女が求める自分の幸せを理由に本音を引き出した。

 

がっつりネタバレですね。ネタバレって書いときます。

 

ループものはまどマギより酷いなんか言い方が悪いですが、ないと思っていましたがとんでもない!

 

これは最悪を繰り返して、大好きな人に命を失うことをループの回数分与える。体感させるという恐怖するようなお話でした。

 

たとえ忘れるとはいえ、それを繰り返した分だけ体験させられる人の心はそれでも正常を保っていられるのかとゾッとしましたよ!

 

それでも大好きな人の幸せを最優先に考える、自分のことは二の次でという気持ちで。

 

相手を思うからこそ抜け出せなかった。けど、死ぬことを何度も体感させられても、それでも相手のことを優先できるほど好きな人がいるのは羨ましかったです。

 

幼馴染みは負けヒロインとか最近はよく言われてましたが、この作品の幼馴染みは最高の勝ちヒロインでした

 


君を失いたくない僕と、僕の幸せを願う君 (電撃文庫)

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