あらすじ
聖夜を間近に控えた12月初旬。先輩にフラれた僕は駅前のイルミネーションを眺め、どうしようもない苛立ちと悲しさに震えていた。クリスマスなんて、なくなってしまえばいいのに…。そんな僕の前に突如現れた、高校生らしい一人の少女。「出来ますよ、クリスマスをなくすこと」彼女の持つノートは『望まない願いのみを叶える』ことが出来るらしい。ノートの力で消すために、クリスマスを好きになる必要がある。だから―「私と、疑似的な恋人になってください」これは僕と少女の奇妙な関係から始まる、恋を終わらせるための物語。第14回小学館ライトノベル大賞優秀賞受賞。
Amazonから引用
作品
タイトル | サンタクロースを殺した。そして、キスをした。 |
著者 | 犬君雀 |
イラスト | つくぐ |
発売日 | 2020年6月18日 |
レーベル | ガガガ文庫 |
ページ数 | 304 |
感想
先輩に振られた主人公がクリスマスを無くすために、少女と擬似的な恋人関係になり、望まない願いのみを叶えるノートの力を使う。試し読みの時点ではヤバイと思いましたが、全部読み終わると違う意味でヤバかったです。不幸でも幸せに、2人の関係と先輩の意図を理解して、紡いだ関係と紡がれていた関係が繋がった時には自然と涙が出ててました。変わる世界があったからこそ2人にはハッピーエンドだったのかなぁと思いたい。
読み終える頃には自然と涙が流れていました。2人の奇妙な関係とその未来にあるクリスマスで起きた奇跡には感動必須です!
サンタクロースを殺した。そして、キスをした。 (ガガガ文庫)