あらすじ
恋愛なんて非効率だ――そんな恋愛アンチを掲げる十神里久は、ある日の放課後に探し物をする女子生徒を見かけ声をかける……が、
「もしかして、私とえっちなことしたいの?」
「え……はい?」
その水守結衣という少女は、ビッチとして有名な学校一の嫌われ者らしい。
その後、里久は水守の探し物を手伝ったことをきっかけに仲良くなり、後日告白されることになる。
恋愛を諦めた里久は水守に対して恋愛感情はないが、とある理由から彼女のために付き合うことになり……!?
「ねっ、ちゅーしよ?」
「里久君成分が不足してるから補充しなきゃ」
「さっきから、ずっとどきどきが止まらなくて」
中古(?)で一途な女の子との青春ラブコメ、始めました。Amazonから引用
作品
タイトル | 中古(?)の水守さんと付き合ってみたら、やけに俺に構ってくる |
著者 | 弥生志郎 |
イラスト | 吉田ばな |
発売日 | 2020年4月30日 |
レーベル | 講談社ラノベ文庫 |
ページ数 | 232 |
感想
過去にあった出来事で、恋愛はしないと決めた里久が水守さんのとある理由から彼女のために付き合うことに。水守さんの学校での立ち位置にが最悪で、そんな学校生活でも心折れずに行っていて、水守さんのことが分かっていく内にこの優しすぎる人がこんな扱いになった原因に腹が立ちました。その一方で里久と一緒にいる水守さんの里久をからかっている時の無邪気さが可愛かった。学校一嫌われ者の水守さんを救ったタイミングが後手だったけど、その出来事があったからこそ行き過ぎた行動までしてしまう里久はカッコ良かった。不意打ちに弱い女は可愛い。
ヤリマンという噂を断ち切る為にみんなに内緒でお付き合い。里久と一緒にいる水守さんと学校で1人でいる水守さんのギャップ。噂のせいで敵しかいないのに優し過ぎる水守さんが誰も傷つけないという聖人過ぎました。