あらすじ
“最寄り駅が同じ”以外接点がなく、毎朝顔を合わせるだけだった先輩と後輩。
そんな2人がある日、約束を交わしました。その内容は『1日1問だけ、どんな質問にも絶対正直に答える』というもの。
「わたしはせんぱいのことが知りたいですし、せんぱいも知らないことを知るのが好き。だからお互い、1日1問ずつ-100コの質問をできることにしましょう」
これは、1日1問ずつお互いの距離を縮めていく、2人のお話-早く付き合っちゃえよ!と思わず言いたくなる、Web発のイチャイチャ青春ラブコメ、待望の書籍化でお届けしちゃいます!
作品
タイトル | わたしの知らない、先輩の100コのこと |
発売日 | 2019年8月24日 |
出版社 | KADOKAWA |
レーベル | MF文庫J |
ページ数 | 264 |
著者 | 兎谷あおい |
イラスト | ふーみ |
登場人物
せんぱい
井口慶太(いぐち けいた)。
桜明高校2年、メガネをかけている生徒会長。
本が好きで通学の際はいつも本を読んでいた。
後輩ちゃん
米山魔春(よねやま まはる)。
桜明高校1年、琥珀みたいに透き通った大きな瞳に少し茶色がかった髪は肩に少しかかるくらいの長さ。
感想
慶太ことせんぱいが通学している浜急線には、同じ高校の学生はほとんど乗っていない。だが、2年になり真新しいブレザーを見にまとった女の子を見つけて、ちょっぴり嬉しかった。
とはいえ。特に関わりもなくいつもと変わらない日常が過ぎていき、夏休みも終わり9月の半ばに入ったある日、「これ。落としましたよ、せんぱい」
2人が話したあの日、後輩ちゃんの勢いに負け、落し物を拾ったお礼として後輩ちゃんが要求してきたのは、100コの質問をする権利。その日からせんぱいと後輩ちゃんの通学での2人の時間が始まった。
後輩ちゃんを避けようと電車の時間をずらすも失敗に終わり、後輩ちゃんに捕まるせんぱい。「今日の一問です」と毎日のようにお互いのことを理解していく2人。
「せんぱい、女の子に何かいたずらされたことはありますか?」
いたずらし合う2人。
「えっち。へんたい」
それは通学に留まらず休日も。LINEにて、
まはるん♪:おはようございます!
まはるん♪:せんぱい♡
そして休日に映画デートも。
「「今日の一問」奢ってほしいか」
お風呂からも。
「今日、何してましたか?せんぱい」
「なんかちゃぷちゃぷ聞こえるし。…後輩ちゃん、今何してるんだ?」
「何って…お風呂ですよ?」
そしてそして!お家デートまで!
「えへっ、来ちゃいました」
なんだこの甘々なお話は…。
内容の方に感想が突っ込んでしまったことを謝罪。思い返しながら書いていたら甘々過ぎて吐きそうになってしまいました。
多分Twitterのほうでも書くかもですが、「からかい上手の高木さん」が好きな方はぜひ読んで下さい。あれより甘いと思います。
といってもあまり高木さん見れてないんですけどね。元の方なら見てるんですけど。
と、話が逸れましたね。はい、クソ甘々であらすじの方にも書いていますが、この2人は付き合っていません。マジさっさと付き合えよって思うくらいイチャイチャしやがって。
お互い交互に心理描写が書かれているので、お互がどう思っているのかがよくわかり、読者としては楽しめましたが、2人に思ってることを伝え合って下さいよ兎谷先生!(著者です)
確かに2人が付き合ってないからこそのこの関係で、後輩ちゃんの過去を考えると確かに今の関係が最善なのかもしれませんが、見てて焦ったく甘い。砂糖盛り盛りですよ。
誰かコーヒーブラック持ってきて下さい。まじ吐きます。ってくらいイチャイチャを永遠と見せられる巻でした。
自分は単行本派なので1と書いているのを信じ、次の巻を楽しみに待たせていただきます。