一巻の感想→『家に帰るとカノジョが必ずナニかしています』
あらすじ
俺のお一人様生活を脅かす次なる脅威は、朱莉の騒動が落ち着いた頃にやってきた。
俺の『過去』を唯一知る従姉の優衣ねぇが第二のレンタル家族としてやってくることになったのだ。
「……久しぶりにキス、しちゃった」
優衣ねぇは子供の頃みたいにキスを迫ってくるし、朱莉たちは厳しく追求してくるし、俺の理想のお一人様生活からはかけ離れるばかり。
ところが、オトナの余裕を見せていた優衣ねぇにも、どうやら人には言えない秘密があるらしく……。
部屋に上がり込む美少女たちと、ひねくれた男子の孤独系ドタバタラブコメディ第二弾!
作品
タイトル | 家に帰るとカノジョが必ずナニかしています2 |
発売日 | 2019年9月13日 |
ページ数 | 278+あとがき2ページ |
登場人物(今巻から)
鷺谷優衣(さぎのやゆい)
颯人の前に現れた2人目のレンタル家族。従姉だがお姉ちゃんを自称する。
2巻の表紙の子。大学生で朱莉や羽凪にない大人の魅力がある。
感想
第2のレンタル家族がやってきた。颯人の家に朱莉と羽凪、雫がいるところに突然やってきた優衣。
自称颯人の姉と言う優衣は颯人の従姉。火曜と木曜のレンタル家族として颯人の家に通うことになり、颯人のお一人様の時間が更に減っていく。
そんな優衣の登場に同様を隠せない朱莉と羽凪。2人は協力を結び打倒?優衣を目標にする。
羽凪と貸切露天風呂!
条件付きで羽凪と近くの温泉施設に行くことに。そこには露天風呂のほかにも、岩盤浴やマッサージルームなどなどがあるが2人で貸し切りの露天風呂へ。
1人で入ると勘違いした颯人のもとへ羽凪が入ってきた。理性は……持つのか‼︎
朱莉はお料理を頑張ります!
「お姉ちゃん包丁だけは持たせてはダメ」という雫の言葉を聞いていたが、それほど大事になるとは思わない。
頑張る朱莉を見守ろうとした颯人だったが、包丁を持った朱莉の記憶がなくなり……。
優衣ねぇ救出計画!
大学へ行きレンタル家族をし、バイトも深夜までやっている優衣。
だが最近は特に体調が悪そうで原因を探るべくストーカー犬こと雫に頼む。そこで分かった事実に颯人は優衣ねぇを救うべく皆んなの力を借りて動き出す。
まずは柚本先生執筆お疲れ様でした。2巻で終わるのは残念ですが、すごく楽しませて頂きました。
では感想!
この巻から登場の優衣こと優衣ねぇ。颯人たちより年上の大学生で大人の魅力たっぷりのハグ魔とキス魔。
姉や妹は恋愛というか女として見れないとか言ったりしますが、ドキドキしちゃっている颯人を見てるとそうでもないんじゃね!と思いますね。
この作品のレンタル家族(2人しかいないけど)は変態よりが多いですな。朱莉は今巻も下着収集に勤しんでましたし。
温泉で女の子に迫られて、その上貸し切り状態。ここで何もしない男はただの再起不能のやつだけですよ。というか好かれてる上にあの状態
。
ラノベの主人公は勿体ない人生をおくるしかないのか。
車を運転する時に人格が変わる人がいたりしますが、朱莉は包丁。変わるというか隠してるものが出ちゃう感じでしたね。
少し寂しげな表情をすれどあからさまには本音を言わない朱莉だからこその状態なのかな。ちなみに戦闘力が十倍くらいに跳ね上がります。
2巻で終わりということでこの作品全体についての感想を。
レンタル家族という従姉やらはとこが家にくるお話。まず残念な点。朱莉の家族のお話、颯人の過去、この二つが語られなかったのは残念です。複雑だと言う朱莉と雫の家族関係。最後まで分からずじまいでした。
そして颯人の過去。黒歴史として語られた高校1年の時の話は聞けましたが、それより前の優衣ねぇと会わなくてなってからのお話を聞きたかったです。ん、書いてる?ちゃんと読んでない?もっかい読み直します。
最後に
キャラは皆んな可愛いかったです。
犬のように可愛く、姉のためなら相手の男の下半身を切り落とすくらいの雫。ストーカーとしての実力を発揮し、毎度活躍してました。
好きになったら一直線。明るく真っ直ぐ、ぐいぐいくる羽凪。相手の好みの下着まで見せて聞くという普通なら落とされてもおかしくないくらい積極的な女の子。
優衣に焦って敵対するも、困ってる時は助けてくれる、コミュニケーションお化けでした。
小さい頃の約束の為なら無理など構わないというくらい頑張る優衣。手際がよく面倒見も良くと火の打ちどころのない完璧女子大学生。もっと見てたかった。
パンツを盗む初めてのレンタル家族の朱莉。颯人のパンツのためならば自分のパンツを等価交換しとて差し出すくらいの子。相手の言葉を汲んで背中を差し出すヒロインらしい存在でした。
ではでは、次回作を楽しみにしています。