1月24日発売、MF文庫Jのおすすめ作品を紹介していきます。
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24日発売

失格世界の没落英雄 (MF文庫J)
行方不明となった元王子は、覚醒した「神眼」で世界を旅する――!
相手の行動から魔法の構造まで、全てを見抜く最強の鑑定スキル《神眼》。
それは誘拐された魔導大国の元王子シオンが、失踪した幼なじみと瓜二つの少女リィエルと出逢ったことで発現した。
「私には生きる理由がない」「そんなのは一緒に探せばいい!」
《神眼》の力で監禁されていた研究施設を瞬殺したシオンはリィエルと共に外へ脱出。
しかし外の世界は、何かが以前と変わってしまっていて──?
立場を失った元王子・シオンと出来損ないの天使・リィエル。二人は真実を見抜く「神眼」で歪んだ世界を救う英雄になれるのか?

探偵はもう、死んでいる。2 (MF文庫J)
コミカライズ決定! これは、探偵が”まだ死んでいなかった”頃の一幕。
高校三年生の俺・君塚君彦は、かつて名探偵の助手だった。
シエスタを失ってから一年が経ち、夏凪や斎川と出会い、シャルと再会した俺は、ある日、彼女たちとともに《シエスタ》に誘拐される。
そこで語られるのは俺が『忘れている』らしいシエスタの死の真相。探偵と助手の長くて短い旅の記録。地上一万メートルの上空で始まる少年と少女の冒険譚だった。
「君たちには、どうか見届けてほしい。私が挑んだ最後の戦いを──」
そうしてシエスタは告げる。
まだ誰も知らない真実を。
どうして探偵がもう、死んでいるのかを。
一巻発売後、異例の大反響となった第15回MF文庫Jライトノベル新人賞《最優秀賞》受賞作、追憶の第二弾。

隣のキミであたまがいっぱい。 (MF文庫J)
私、あなたの隣にいることに決めました! よろしくお願いしますね?
同じクラスになった如月は、『他人の思考が読めてしまう』らしい。この『読めてしまう』と『読める』の差は大きく、自分の意思にかかわらず常に他人の考えていることが聞こえてくるのには、彼女もうんざりしているという。
まあだからといって同情はするが、俺に出来ることなんてない。そう思っていたんだが……。どうやら俺の隣にいると、彼女の力は俺だけに限定されて、静かで落ち着くらしい。
だからって、距離感おかしくないか!?
いやべつに、俺は美少女がそばにいるからって、ドキドキなんかしていないから!!
――そう、今日もまた俺は彼女に思考を読まれている。

今はまだ「幼馴染の妹」ですけど。 せんぱい、ひとつお願いがあります (MF文庫J)
こんなに素直な女の子に慕われて、まさか1ミリも嬉しくないんですかっ!?
双原灯火。幼馴染の妹で、同じ高校に入学してきた後輩でもある。自称・あざとい小悪魔系。自称・温もり大好きスキンシップガチ勢。そして「自称・先輩を慕う美少女」だそうだ。そんな小悪魔系(?)美少女後輩は、今日も早朝からわざわざ僕を迎えに来ている。ポイント稼ぎに余念がないな。
「せんぱい! 手! 手繋ぎましょう! 温もりくださーい!」
けれども僕は、僕だけは知っている。灯火が本当は照れ屋な子犬系で、手が触れるだけで赤面し、僕をからかいながらも内心テンパっていることを。小悪魔キャラは演技でしかなく、僕に近づく口実でしかないことも。そして――今はまだ、僕を好きではないことも。